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住宅ローン審査を受ける前に気をつけたいこと

憧れのマイホームを買えるかどうか、それは住宅ローンの審査にかかっています。

倹約家で頭金をしっかり貯めていた人や、実家が資産家でドカンと援助してもらっていれば、苦労はないかもしれませんが・・・。

普通の生活を送ってきた人なら、審査が通るかどうかは、ハラハラするものですね。

もちろん年収と購入物件の価格である程度の結果は予想できます。
しかし、それ以外にもいろいろと気をつけないといけないことがあります。

住宅ローンは年収の何倍まで借りられるか?

一般的には、借入の上限は年収の7倍までOKと言われます。

マンション販売会社や不動産屋さんは、売るために大丈夫と言いますが、その手に乗せられたらいけません。地獄を見るのは借りてしまったアナタです。

売り手は銀行に払ってもらえば、後のことはシラネ・・・と思っているかもしれません。
しかし、住宅ローンを返済していくのは、他ならぬあなたなんです。くれぐれも安易な考えで購入するのはやめてくださいね。

ゆとりある返済ができるのは年収の何倍まで?

現実的には余裕を持って返済していける目安は、年収の5倍程度です。
いくら銀行が貸してくれるといっても、返済できなくては意味がありません。

長い人生何が起こるかわかりません。
子供の教育費でお金がかかる時期、急な病気や親の介護などでお金が必要な時期もあります。

ひょっとしたら、会社の業績が傾いて、ボーナスのカットやリストラがないとは言い切れません。

やはり余裕を持って返済できる金額に抑えておくべきでしょう。
子供の人数にもよりますが、個人的には年収の4倍以下が無難だと思います。

住宅ローンの審査に落ちた理由

住宅ローンの審査はいろいろと複合的に審査されます。
年収以外にも勤務年数、勤務先の業種や信用も判断材料です。

他にも自動車やカードのローンなど他の借金がないかも重要です。

このような条件で落ちた場合はどうしようもないですが、気をつけたいのは不注意によるものです。

例えば、口座の残高不足による引き落としの失敗。
不注意で一度口座から落ちなかっただけでも、信用を毀損してしまいます。

現実、無理目のローン申し込み以外で落ちる理由の上位となっています。
お金があっても、たまたま口座を新しく作って引き落としを変えたときなどにやってしまいがち。

くだらない不注意での失敗はぜひとも気をつけたいところですね。


住宅ローンの基礎知識 変動と固定はどっちが得?

住宅ローンをどうしようかと考えている人は、当然すでに勉強していると思いますが、おさらいの意味で説明します。

住宅ローンの金利には、3タイプあります。
全期間固定型、一定期間固定型、変動金利型です。
2種類の金利タイプを組み合わせるミックスローンも広く普及しています。

全期間固定型

金利がずっと固定ですので、毎月返済額も変わりません。
将来の金利上昇の不安がありませんのが、その分、金利が3種類の中でもっとも高くなります。
いわば35年ローンの金利変動のリスクを銀行側が負っているので、当然ですね。

借入額が少ない方や将来の金利上昇を心配したくない方に向いています。

変動金利型

金利が1年に2回見直されるため、金利変動の影響をもろに受けます。
ただし、一般的に毎回の返済額の改定は5年ごとで、かつ改定後の返済額が1.25倍以内が多いです。

金利はもっとも安いので、返済額を低く抑えることができますが、金利上昇時には支払額がアップしてしまいます。
こちらは銀行がリスクを負わない分、金利は最も低くなります。

繰り上げ返済をガンガン行って、早く返済を終わらせようという方に向いていますね。

一定期間固定型

借り入れ当初から3年、5年、10年などの一定期間中の金利が固定されるタイプです。
固定金利期間終了後は、変動金利型や、固定金利型などを選ぶことができます。

一定期間は支払金額が固定となりますが、その期間が長いほど金利が高くなっていきます。

教育費がかかる間は固定にしたいなどの目的がある場合や、固定期間中に繰り上げ返済で返済が完了する方に向いています。

どのタイプの住宅ローンがいいの?

結局、人それぞれの事情で最適なタイプは決まると思いますので、どのローンがいいかという正解はありません。

ですので、せめてみんなの選択結果を見て、参考にしたいものですね。