月別アーカイブ: 2014年1月

繰り上げ返済の効果

『100万円を繰上返済したら、いくら利息が浮くか?』

借入額を3000万円、金利1%、借入期間35年と仮定してみます。
期間短縮法で利息が浮く額は、約38万円となります。

100万円投資に回して、38万円のリターンを得ることは非常に困難です。
それに対して、繰上返済はノーリスクで38万円分の効果を生むことになります。
なんとすごいことでしょうか。

老後の備えには完済が必須

老後の不安の正体は、はっきりいって年金です。

年金が何歳から支給され、いくら貰えるかがはっきりしないため、私たちは不安になっています。制度がはっきりわかっている団塊世代はあまり不安は持っていませんよね。

それに比べ、40代以下はそもそも年金がもらえるかどうかもはっきりとしていません。
不安にならない方がどうかしていますね。

老後の不安を少しでも減らすためには、定年までに住宅ローンを完済して固定費を減らし、住居の不安を解決しておくことが大切です。

年金をもらいつつ貯蓄を切り崩す生活に入ったときに、ローンを抱えていると生活費が削られてしまいますから。

繰上返済のやりすぎに注意

繰上返済は元金部分に充当されるので効果が大きいです。
そのため、繰上返済をしないと損と思い、どんどん繰上返済に回してしまう人もいます。
100万円を普通預金に預けていても、利子はたったの160円ですから仕方ない気もしますが・・・。

ところが、手元の資金をすべて使ってしまうのもリスクが高いです。
人生は何が起こるかわかりません。
急な病気や会社の経営不振などでリストラなどがあるかもしれません。

ですから、生活防衛資金として最低半年分から2年分は用意し、中長期的な貯蓄もしていくことが重要です。

繰上返済にハマってしまっている方も一度考えてみてはいかがでしょうか?


世帯年収700万円で4600万円の新築マンションを購入

夫33歳 妻30歳 子供3歳
年収700万円(税込)

頭金 800万円
住宅ローン借入額 3800万円

金利タイプ 変動金利 0.775%
借入額 3800万円
借入期間 35年
毎月返済額 約10万3000円
ボーナス時加算額 0円
管理費・修繕積立金 14000円

一言

かなり無謀な気がしますが、貯めていた貯金で頭金を多く入れました。子供が大きくなって手離れしたら、妻もパートに出る予定です。

アドバイス

子供が大きくなると教育費も必要になりますが、公立に通わせるのでしたら問題ないでしょう。今は厳しいかもしれませんが、奥様が働き出すか、昇給していけば返済に困ることはないですね。

二人目のお子様の予定があるのでしたら、計画的に行った方がいいかもしれませんね。

定年前にローンを完済するには、繰り上げ返済も必要になりますので、教育費がかからないうちか、子育てが終了した後には優先して繰上げ返済したいところです。